2022年5月30日

与信およびビジネス情報システム、分析、サービスのアウトソーシングおよび処理、また事業開発の高度なデジタルソリューションおよびオープンバンキング事業を展開するグローバルカンパニーであるCRIFは、Tinexta(Euronext STAR Milanに上場 - 株式ティッカー:TNXT)からの部門買収が合意に達したことを発表しました。対象となるのは、不動産セクターにおけるビジネス情報サービスと技術・評価サービスを提供する、信用情報・管理部門です。

具体的には、この取引で、Tinextaが保有するInnolva S.p.A.およびReValuta S.p.A.のCRIFへの売却が行われます。Innolva S.p.A.は意思決定プロセスの支援サービス(商工会議所と不動産情報、複合レポート、合成レーティング、意思決定モデル、信用評価と回収)、ReValuta S.p.A.は不動産サービス(査定と評価)を提供します。本取引では同部門の企業価値総額は2億3,750万ユーロと見積もられていますした(詳細はTinexta Spaのプレスリリースをご覧ください)。本取引は、この種の取引において通常設定される停止条件の対象となります。

買収は、CRIFのパートナーエコシステムの拡大を目的とした複数年の大規模投資プログラムの一環であり、精緻化の進む情報と高度なパフォーマンス、革新的なソリューションを市場に提供することを目的としています。

「次第に複雑になり高度化する顧客の要望や、新たな技術やデジタル化の追求、事業のグローバル化により、市場はますます動的で競争的なものとなっています。この状況において、InnolvaReValutaの買収は、CRIFが与信およびビジネス情報、そして統合的な信用・マーケティング管理サービスの分野でリーダーとしての地位をさらに高めていくための重要な機会を象徴するものです」とCRIFの会長兼CEOであるCarlo Gherardiは述べています。「この数年、CRIFは成長戦略を追求し、その一部はイタリアやグローバル規模の数々の買収を通じて実施されてきました。当社は引き続き、この路線を継続していきます」

CRIFによるInnolvaとReValutaの買収の目的は、それぞれの顧客にターゲット市場全体を包括する最高水準のサービスと総合的で正確な一連の情報、また市場と個人顧客の需要に迅速に対応する技術的能力と柔軟性を提供することです。同時に、この買収は、CRIFとTinextaの戦略の一体化、また両者の市場におけるリーダーとしての地位がさらに強化される可能性により生み出される機会を示しています。