2022年4月

Nova Creditは、ビッグデータ、AI、機会学習の卓越したエキスパートであるCRIFのグループ企業、Strandsとの戦略的パートナーシップを発表しました。これにより、世界中の主要金融機関向けの、高度にカスタマイズ可能なデジタルマネー管理ソフトウェアが生み出されます。2021年半ばに香港金融管理局(HKMA)が発表した最新の「フィンテック2025」イニシアチブによると、NovaのフィンテックソリューションとStrandsの融資管理プラットフォームのコラボレーションにより、地域市場における銀行業務のデジタル化がさらに加速するとみられています。

StrandsはCRIFグループのフィンテックソフトウェア企業であり、高度なデジタルバンキングソリューションを専門として個人財務管理、企業財務管理、財務従事者および顧客関連のサービスをはじめとする一連のホワイトラベルサービスを提供しています。

Nova Creditは、高度な顧客分析ツールと財務管理ソリューションを提供する銀行・金融機関専門の信用照会機関です。売上高の拡大を図る銀行向けにビジネスインサイトを提供し、包括的なデジタルバンキングエコシステムの構築を目指しています。

Strandsとの提携を通じて、Nova Creditは、SaaSプラットフォームでの個人消費者向けの個人財務管理(PFM)とSME向けの法人資金管理(BFM)により、銀行向けのソリューション製品の強化を図ります。

SaaSプラットフォームで提供されるPFMやBFMなどのAPIツールは、アリババクラウドで円滑に運用されます。アリババクラウドは、中国でISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム認証)を取得した初のクラウドセキュリティプロバイダーであり、高い拡張性とハイブリッド機能で知られています。

高度なフィンテックソリューションとAIテクノロジーによるこのコラボレーションにより、金融機関や小売銀行は、顧客のよりスマートな財務決定を支援する、カスタマイズ可能なデジタルマネー管理アプリケーションの開発ができるようになります。最終的には、AI駆動型のソリューションが顧客体験を向上させ、顧客エンゲージメントを高め、デジタルチャネルを通じた銀行の新たな収益を生み出します。

Nova CreditのCEO、Samuel Ho氏は以下のように述べています。「Strandsとの提携により、Nova Creditは、安全でスマートな、高度にカスタマイズ可能な財務管理APIに対する銀行の需要拡大に対応するための、より強固なポジションを獲得しました。『フィンテック2025』でも触れられている、銀行のデジタル化を促進するStrandsのAI駆動型テクノロジーとのコラボレーションを楽しみにしています。」

Strandsのマネージングディレクター、Edoardo Borsari氏は以下のように述べています。「Nova Creditとの協働を楽しみにしています。このパートナーシップにより、画期的な使いやすい財務管理ソリューションを通じてグレーターベイエリアへの拡大を継続し、現地企業の顧客関係構築を支援できるようになります。Nova Creditは、戦略的でデータにもとづく顧客中心のアプローチを私たちと共有しています。銀行のデジタル化が促進されることで、個人消費者とSME顧客に財務の健全性に関する新たな概念が生まれ、彼らがよりスマートで情報にもとづいた決定を行えるようになります」

CRIFの地域エグゼクティブディレクターのVincenzo Restaは、次のようにも述べています。「これは、戦略的パートナーとして、CRIFが香港などGBAの重要都市における財務インフラ開発支援のための能力と革新的なアセットをNova Creditにもたらそうとしている明確な例です。私たちは、Nova Creditのアジアにおけるビジョンとミッションを共有し、StrandsとNova Creditの今後のパートナーシップを楽しみにしています」